橋輪車いす部↻BOBBYクンのなんくるないさぁ~

車いすのマシーン・パーツ・カスタムなどを紹介してます

通勤快速

日常生活で、オイラは車イスで結構な距離を走ります。そんな訳でタイヤの消耗は早い。今回は、タイヤというかフロントキャスター【前の車輪】が消耗していたのでゴムを交換しようとしたけど、この際なのでキャスター丸ごとモディファイ【改良及び改造】してしまいました。

※乗り物用語を使うとワカラナイという意見を頂戴しておるので、今回は【 】で注釈入りにしてみます。

OXの車イスを購入すると、↓左側のキャスターが付属される。

A

けれども、あまりにも格好悪いので多くのユーザーは右側のアルミのキャスターに交換する流れである。右側のアルミキャスターの方が扁平タイヤ【平べったいタイヤ】で格好イイからねぇ~ そんなに高くないし。

しかし、見た目はアルミの方が良いけど欠点あり。室内などで使用すると接地面が大きいので床にゴムの跡が付いてしまう&フリクションロス【摩擦抵抗と言えばわかるかなっ?】が激しい。 ただ、見た目は重視したいので、室内用は左側、屋外用は右側のキャスターを選択したのだ。 それでも、車イスを漕いでいて、どうもターン【旋回】時と加速時の抵抗が気になっていた。

そこで、発見したのが、↑の写真の両方の特性を持っているパーツ。アルミキャスターだけど、チョイト尖りタイヤ【形状が正面から見て山の形】のSET。

B

左側が今回紹介するパーツ(金色)。ゴム部内部のアルミホイールの大きさは(金色)の方が小さいけど、ゴム部が膨らんでいるので(金色)の外周直径【高さ】は少し小さくなった程度。 本来なら、前側の車輪が小さくなった分、前側車高を上げるセッティングがベターなんだけど、日頃のトレーニングのお陰で、オイラの体のセッティングも良くなってきているのであえて前側ロー【低い】にしてみた。結果オーライでした!

C

↑左側が、今まで使っていたキャスターのゴム表面。本当はフラット【平ら】なんだけど、走行し過ぎて変形しております。右側がNewキャスターのゴム。ご覧の通り、中心から外側に向けて山の様になってます。ここが大きな違いだけど、小さな違いも見逃さないぞぃ。

D

重さを量ってみた。元々使っていたキャスター(ゴムが消耗した状態で)は210gに対して新品の今回導入するキャスターは180g。『たかだか30gの違いじゃないか』と思うかもしれないけど、体重60kgの人と体重70kgの人との違いの割合と一緒なのである。 サスペンション付【衝撃吸収装置】のオイラの車イスでは、バネ下重量の低下【慣性モーメントの低減効果って言っても説明にならないかっ?】の影響が出るカモ・・・ インプレは後ほど。

↓『Before』『After』

F

部品だけ見るとゴールドで『ちょいと派手すぎかっ?』って思ったけど、装着してみると車体色に馴染んで足回りが引き締まった感じがする◎

でもって、インプレです。

ターン時の抵抗がかなり少なくて、軽くクイッっと旋回してくれるのだ。これは誰が乗っても、酔っ払っていても感じることができること間違い無し。抵抗が少ないので旋回のみならず、漕ぎ出し&加速にも好影響。普段4分掛かる道程が3分45秒に一気に縮まった。今まで無駄な筋力を使っていたのかと後悔[E:coldsweats02] 

尖ったといっても見た目はR【最小曲線半径】が緩やかなので扁平【平らっぽい】タイヤに見えるので、これまた◎

デメリットは、ウルサイ。スピード出して漕いでると『シャァ~ッ シャァ~ッ』とスケボーで走っている時の様な音が出る。元々のキャスターはフラットなゴムで吸収してくれてたから余計に気になるのだ。 しかし、スピードが出るようになった現在、遅いチャリを追い越すときに気が付いてもらえるようになったから良しとしよう! 歩行者も気が付いてくれるし♪ まだ2日しか使用していないので、余りにも音が気になるようであればサスペンションを調整してみようかと・・・

今回紹介したコイツ、なかなか素敵な一品です。しかも安いし(手帳を使えば更に・・・)[E:sign03]

興味のある方は、コチラへご相談ください。