橋輪車いす部↻BOBBYクンのなんくるないさぁ~

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効果絶大【CARBO LIFE】ハンドリムのご紹介

今回のネタは新製品のハンドリムの紹介です。

これまで様々なタイプのハンドリムを試してみましたが、個人的にイマイチしっくりこなかったので採用しませんでした。
しかし、
今回紹介する【CARBO LIFE】のハンドリムは試用してみて一目ぼれ!(3種類をお試し用に注文しちゃいました)
これは紹介する価値大なので、じっくりと説明します。

先ずは取付けタイプから説明します。
Carbolife2
↑耳がある【タブタイプ】
これはSPINERGYや当店の人気ホイール【STRADA】に取付けができるタイプです。

Carbolife3
↑ホイール側にナットがはめ込んである【リベットタイプ】
これは待望のOX製TT-3ホイールにそのまま取付けができます!

この2種類ですが、実際に取付けましたので後ほど紹介します。
では、7種類ある形状の説明をしていきます。ハンドリムの断面と握り方のイラストを参考にしてください。

カーブ 
 重さ:348グラム(片側) サイズ:22/24/25/26インチ ¥21.000/1本(税別)
Curve

指の第二関節から内側に握りしめることができるので、通常の丸パイプよりもかなり楽に操作が可能で、
車いすユーザーにありがちな親指の腱鞘炎の予防に有効です。
この形状がフィット感抜群なんです!
素材はアルミのアルマイト仕上げ。

カーブL
重さ:498グラム(片側) サイズ:22/24/25/26インチ ¥21.000/1本(税別)
Curve_l
カーブの一回り大きいタイプ。
手の大きな方はこちらが断然おすすめです!
グリップ力重視の方はカーブL、軽量重視の方はカーブを選択するといいかもしれません。

カーブグリップ 
 重さ:595グラム(片側) サイズ:22/24/25/26インチ ¥25.000/1本(税別)
Curve_grip
カーブに滑り止め素材がコーティングされたタイプとなります。
一般のゴムコーティングに比べて『水に濡れても滑りづらい』『破れにくい』『硬化しづらい』というのが特徴です。
握力の弱い方向けのタイプとなります。

カーブLグリップ
 重さ:793グラム(片側) サイズ:22/24/25/26インチ ¥25.000/1本(税別)
Curve_l_grip
カーブグリップの一回り大きいタイプ。
③に比べて、上側の面積が大きい分、親指の腹で押す力が入れやすい形状になっています。

ゲッコS
 重さ:509グラム(片側) サイズ:22/24/25/26インチ ¥25.000/1本(税別)
Gekko_s

今回紹介する中で特におススメしたいのが、この【ゲッコ】です!
形状は①カーブの上部の親指が当たる場所にシリコングリップが巻き付けてあります。
このシリコンはアフターパーツも用意されているので交換可能。
このシリコンの効果は絶大で上り坂などで力を入れる際に親指にグリップしてくれるのでパワーロスがなく
かな~~り使いやすいです!冬の乾燥した時も滑りづらいので良いですね。
しかし、こういうグリップ力があるハンドリムは、
『下り坂や急ブレーキの時に指が熱くなるのが嫌だ』という意見が出るかもしれません。

確かに通常の丸パイプのハンドリムでは、その通りなのですが、
この三角形っぽい形状がみそで、止める時の力は親指以外の指4本がメインになります。
丁度4本の指の関節に寄り添う感じでハンドリムが食いついてくれるので、親指に負担を掛けることなく止まれるんです。
力を入れる時は親指のシリコンを押して、止まる時は他の4本指で下側を押さえつける形になります。
使ってみるとよく分かります。

ゲッコ
 重さ:679グラム(片側) サイズ:22/24/25/26インチ ¥25.000/1本(税別)
Gekko

ゲッコSの一回り大きいタイプ。
入力に関しては、これがナンバーワンかと思います。
重さが気にならなければ、使いやすさはこれが優勝です!
例えばTT-3からこれに交換する場合、TT-3の純正ハンドリムが片側400グラムくらいなので両方で500グラム強の
重さが増える換算になります。
ですが、効果は絶大なことは確かでした!
ちなみに、漕ぎに関しては慣性力が増すので失速しづらくなるメリットはあります。

クアドロ 
 重さ:729グラム(片側) サイズ:22/24/25/26インチ ¥25.000/1本(税別)
Quadro
今まで説明してきた物と形が上下逆になったようなタイプで、手のひらで漕ぐ頚損の方向けになります。
素材は③カーブグリップと④カーブグリップLと同じなので、
一般のゴムコーティングに比べて『水に濡れても滑りづらい』『破れにくい』『硬化しづらい』という効果があります。

・・・と、7種類のタイプを紹介してきましたが、カーブLゲッコを実際に交換してみたので後日インプレしますね。

価格は人に寄っては高いと感じる方も居るかと思いますが、何万回転も漕ぐ道具なので身体への負担の軽減を考えれば良い買い物かと思います。
この形状の製造工程を考えると値段は納得なんですがね!
では、次回のインプレをお楽しみに~