橋輪車いす部↻BOBBYクンのなんくるないさぁ~

車いすのマシーン・パーツ・カスタムなどを紹介してます

スケベイスかいなっ?

待望の物が仕上がってまいりました↓

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これって、『フラフープ』じゃないよ。車イスのハンドリム(手で漕ぐ部分)でございます。

以前、こちらのBLOGで紹介したOX製の新しいカーボンホイール【TT-3】に取り付ける部品。ホイールは去年入荷したんだけど、そのまま装着するのにはチョイト抵抗があったのだ。というのは、このハンドリムがBlackだったから。嫌な理由は・・・

①折角、表面がオールカーボンになったのに、黒が基調のカーボンホイールに対して、ハンドリムも黒なのが、コントラスト的にミスマッチだと。

②ハンドリムは、気を付けていても傷が付いてしまう部品だけど、黒の場合すごく目立って貧乏臭い。

そんな訳で、着色することに決定! 本来なら、アルマイト加工(アルミの陽極酸化皮膜←説明になっておらんかも)をしたいところだけど、OXのリムの場合、ホイールに取り付ける部分が金属加工されているので、アルマイトは出来ない。

となれば、塗装となる。といっても、一般の塗装ではすぐに剥がれてしまうので、粉体塗装(ガードレール等に使用されている、傷が付きにくい特別な塗装)を施すことにした。粉体塗装と言えば、世にも名立たる【KADOWAKI】へ発注。

以前、俺っちのレーサーマシ~ンのホイールも粉体塗装をした↓

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頻繁にタイヤ交換をしていたので、傷つき易い部分だったけど、ノーブロブレム。傷なんか付きやしなかった優れ物なのだ。

このリムの色の選定はすごく迷ったんだけど、シルバー系ではノーマルっぽくて色気が無いし、派手にするとアホっぽいし。 結局、目立たないようで且つ、セレブチックなゴールドに決定。 ゴールドでも赤っぽい物にしたかったんだけど、ゴールド系はあまり選べなくて、結局、傷が付きにくい発色の物にお任せしてしまった。

でもって、出来上がってきた色は、自分のイメージとはチョイト違ったんだけど、まぁ良しとしよう!と思ったのに、一緒に開封した奥方は「なに、これ? スケベイスみたい」と、素敵な評価をしてくれた[E:coldsweats01]

折角なので、リムを塗装する長所&短所も解説しちゃおう! ノーマルのハンドリムはアルミ地にアルマイト加工が施されている。これはグリップが至ってマイルド。 塗装をするとμが上る(摩擦力が増す)ので、発進や力を入れる時に有効。だけど、ブレーキングする時に発熱するので要注意。

結果、今は術後のパワー無し男なので、かなり漕ぎやすかった。スロープを登る時や加速時にはかなり有効なのだ[E:shine]冬の乾燥した時などは、漕ぎやすいよ! リムに触るだけで、その感覚は分かるので、俺っちのリムをタッチしたい人はご遠慮なく触ってみてね。

・・・と、続けるとマニアックになってしまうので、この辺にして、ハンドリムが出来上がってきたので、お次はホイールに貼るステッカーの作成

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カッティングシート作成マシ~ンにて、ホイールに貼るステッカーを作成。今回は、違うバージョンの【hasirin.com】を作ってみた。

TT-3のステッカー類は剥がして、hasirinステッカーを貼って、タイヤを【シュワルベ ライトラン】に即交換。

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左がオリジナルのタイヤ&ホイールSET。右が今回モディファイしたタイヤ&ホイールSET。手垢を拭くのを忘れた[E:coldsweats01] 『ただ、派手にしただけじゃん!?』と言われてしばえば、身も蓋もないのだけど・・・ わかってもらえると嬉しいのでありマッスル。

さて、車体に合体。Before→Affterで

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【Before】オリジナルのHHR3。これはこれで格好良いんだけど、このホイールちゃん達は今週末、トレーニング仲間の元へ旅立ちます。

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【After】色合いはチョイト違うけど、フロントキャスターとブレーキレバーの固定ナットと同色になって、まぁいいかっ!?

・・・ツラツラと述べてきたけど、ホイール+ハンドリム塗装+Newタイヤ=20諭吉くらいになってしまいますdeath。塗装代とタイヤ代は先払いしたので、残りの大部分を占めるホイール代をどうやって支払おうかと算段していたところ、俺っち勤める【橋輪】社長が『これはデモ用だから大切にしろよ☆』なんて、素敵な声を頂戴した次第でございます。

このホイール、すごく軽くて、漕ぎ出しや車載に優れているので、装備しましょう! ・・・と、営業してみたりする。